欧州各地で開催されるジュニアからプロの主要大会へ直接足を運び、将来のスター選手候補を発掘しながら有望と考えられる理由をこれまでの経験をもとにした視点から動画を含めながら詳しくご紹介していきます。皆様も、是非一度、強くなってからという意識ではなく行けるタイミングで欧州大会へ挑戦してみませんか!?
昨日から、ドイツで開催されている夏のジュニア選手権大会に合わせて会場入りしています。ドイツの大会の中でも歴史ある1つで、1976年から始まり過去には男子はベッカー氏、シュティッヒ氏やズべレフ選手、女子もグラフさんやケルバー選手など世界で活躍している選手達が出場していました。
ドイツのジュニア選手と関わる中で毎回よく思いますが、先輩後輩の上下関係をぬきに非常に統率の取れている(周りからみると仲の良い)チームがほとんどです。チームというのは、ドイツの中でも各州にテニス協会が設けられ、協会コーチがその州から選出された選手達を引率します。大きく分けて16州からなり、それぞれが大きなトランスポーターで、場所によっては片道5〜6時間かけて会場入りするチームもあります。チーム内の13歳のジュニアが16歳のジュニアに対しても結構言う事を主張したり冗談言い合いながら笑い合う光景を幾度となく見てきました。そして、反対に12〜13歳のジュニアが悔しい敗戦となった後は年上の選手達がなぐさめたりなど。。。年齢関係なく、同じ州の中でトレーニングや遠征など1年を通して定期的に接しているためである事は間違いありません。
これらは、私自身がドイツに長く住んでいても、日本でジュニア時代にはやはりはっきりとした上下関係の中で育った経緯があり、この光景は良い意味で今でも違和感を感じます。中学1年生が高校生の選手に言いたい事言ったり冗談言ってコミュニケーションを取っている事になりますので。ドイツ限らず、欧州では比較的このような場面は多く見かけます。日本とは異なる異文化の1つだと思っています。
毎日30度近くの快晴が続いています。新たなスター選手がドイツから誕生する事を毎年願っています。。。
ヨーロッパテニス留学(遠征)HP http://www.masato-sugita.com/index.html
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