欧州各地で開催されるジュニアからプロの主要大会へ直接足を運び、将来のスター選手候補を発掘しながら有望と考えられる理由をこれまでの経験をもとにした視点から動画を含めながら詳しくご紹介していきます。皆様も、是非一度、強くなってからという意識ではなく行けるタイミングで欧州大会へ挑戦してみませんか!?
午前8時から始まったオンコートトレーニングに合わせて、そこから入れ替わっていくプロやジュニア選手達の2018年に向けた追い込みを1日中しっかりと見る事ができました。1週間の所属選手のスケジュールが細かく管理され、更に翌日に控えたトレーニングスケジュールを前に、各選手のコンディションに合わせてオンコートやフィットネスの時間調整など、限られたメンバーのみで運営されているアカデミーならではの行き届いたシステムが、ここカンヌにあるエリートテニスセンターでは確立されています。8時からのオンコートは、同アカデミーの看板選手であるダニール・メドべデフ選手が同年代400位台の選手と打ち合っていました。ここには主に6名のATP選手が所属しています。
ジュニアからプロまでのオンコートやフィットネス、週に数回取り入れているメンタルケアカウンセリング(担当コーチや専門家との1対1による対話)など全てを取り仕切っているのが、同アカデミーを創設したジャンレネ氏。同氏も現役時代はATP Top100(ベストは84位)選手として活躍、それらの経験を選手のみならずフルタイムのコーチへコミュニケーションを重要視して日々伝えられています。選手もコーチも非常にモチベーションが高く、常にどの選手もトレーニングに対して前向きに行われています。
今回見たトレーニング内容はオンコートで球出しと主にダッシュを交えた追い込み。2名のジュニア選手で入れ替わり行われていましたが、本当にしんどそうでした。ただ、慣れているだけあってそこからの回復力と、その後に行われた練習マッチでは見ていても拍手に値するポイントが多く、フィニッシュまでしっかりとしたラインが出来上がっている印象を受けました。基本的には日曜日はトレーニングは休みですが、これがずっと日々行われます。
そして最後に始まったのが、所属女子ジュニア選手ながら(現在17歳)すでにプロ大会へ移行してWTAランキング240位のトレーニングを見て終了。基礎の基礎をしっかりと繰り返し行いながらトレーニングを積んでいました。
試合に出場する事がヨーロッパ遠征の最大の魅力であるという意見は今も変わりません。ただ、今後のゴールを見据えた中でどのようにしてヨーロッパの選手が体作りを行い、各コーチ陣がそれに対するアプローチやサポートを行っているかなどを最短10日間〜数週間かけて足を運び、ヨーロッパ選手と触れ合いながら体験する事も非常に重要な取り組みと考えています。
ここのアカデミーに限らず、しっかりと管理された環境のもとで選手としてトレーニングを行いたい、もしくはコーチとして(担当ジュニアを引率しながらでも)学びたい皆様は是非ともご連絡頂きたく思います。責任もって、良いヨーロッパのアカデミーをご紹介したいと思います。下記ご連絡お待ちしております。
ヨーロッパテニス留学(遠征)HP http://www.masato-sugita.com/index.html
お問い合わせ先 masato.sugita824@gmail.com(椙田/スギタ)