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ロジャー・フェデラー選手が大切にしていたテニス協会との関係性

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今回もジュニアナショナルコーチからお聞きした話題。スイスのロジャー・フェデラー選手について。「華々しい戦歴」「誰もが愛するテニスプレイヤー」「歴代No.1プレイヤー」等、数々の代名詞が挙げられるテニスのスーパースター選手、ロジャー・フェデラー。プロ転向してからのグランドスラム優勝はもちろん、ジュニア時代もウィンブルドンジュニア優勝など世界ランキング1位の経歴を持っています。

 

スイスのテニスファンや関係者からも好意的に思われていますが、ジュニアナショナルコーチが語っていた重要な事、それが「ロジャーは常にジュニアの頃からスイステニス協会との関係性を大切にしていた。色々な選択肢があった中で、彼は18〜19歳頃まで(スイスの)ナショナルを拠点にトレーニングを積んでいたんだから。自分の将来性を信じ、そして、協会から与えられたチャンス(大会ワイルドカード、トレーニング拠点確保等)を活かし、そこから自分で勝ち取ってトップへ上がっていたお手本のような選手。」と。

 

 

私自身、ジュニア大会視察でヨーロッパ各国の選手やその家族、コーチと話しをする際によく話題に挙がるのが、それぞれの国のテニス協会事情。しかもそのような話しをしてくる時は、大体自国のテニス協会の事をネガティブに発言します。(念のため、私からテニス協会の事情を探ろうとして話しを選手達にふっているわけではありませんので、あしからず。。。)

 

「自分の国のテニス協会はお金が無いから、有望な選手も満足いくサポートが受けられず海外を遠征する機会が少ないんだ」「自分はテニスヨーロッパ大会で、その国では最も高いランキングなのにナショナルメンバーに選ばれなかった(*この選手は自国のナショナル選手権に出場せず)」「テニス協会は、ジュニアの事には注目していない」など、テニス協会というその国を背負った看板を利用して言い訳材料に使います。

 

要は、ジュニアの頃からすでに協会と距離を置いて活動している選手が(多いとは書きませんが)いるということです。私個人の意見としては、このような判断は非常にもったいない、自ら遠回りの道を選択していると断言します。

 

また、残念な事にそのような状況に置かれる選手のほとんどが、親が介入して協会と問題を起こし、選手と協会との距離を広げている現状もあります。それでも実力があれば這い上がっていけるかもしれませんが、単刀直入にナショナルコーチも発言していましたが、目の前にあるチャンスや関係性を活かせずに自分のゴールを達成させるのは非常に困難であり、無駄な時間を要すると思います。そしてお金もかかります。

 

一時的にスポンサー企業はあるかもしれませんが、やはり大きな決定権やチャンスを与えてくれるのは最終的にはテニス協会。また、もし本当にテニス協会に限られた予算しかない場合、協会側の考えとしては、そのような中でも本当に将来この国を背負って活躍してくれると願う選手へは投資、チャンスを与えようとするのが一般的な考え方です。ですから、ネガティブに発言している選手には、そのようなチャンスすら与えられなかったという事になります。

 

組織も個人も共通しているのは人間。そこには、「プライド」「思惑」「妬み」「嫉妬」、様々な感情が介入し、それぞれの関係性が築き上げられていきます。

 

錦織選手含め、今トップとして活躍している選手はもちろん、これからトップの道を駆け上がろうとしている若い19〜23歳のTOP50に入っているほとんどの選手は、自国のテニス協会とある程度良い信頼関係に置かれていると思います。

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