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それを「メンタル」という単語で済ます!?ただの「準備不足」では??

 

近年、トッププロの選手達が口にするようになってから幅広く使用されるようになった「メンタル」という単語。テニスの技術力ではなく、精神的(気持ち的)部分を重視した部分でよく目にするようになりました。「メンタルで相手より勝った」「メンタル崩壊」「もっとメンタルをこれから鍛えないと」などなど。う〜ん。。。正直、個人的にはジュニアカテゴリーの間でこの単語が浸透していくのには少し疑問とネガティブなイメージがあります。特に試合に負けた後に、それを主な理由として済ませて良いのか。。。

 

2週間という長い期間でトロフィーを手にするためしのぎを削り合っているグランドスラム大会で活躍し続けている世界のプロ選手達。近年は、往年のレジェンドプレーヤーであった方々が現役選手のコーチを務めて話題になったりしています(エドバーグ氏、チャン氏、ベッカー氏、レンドル氏、フェレーロ氏、マルチネスさん、モレズモーさんなど)。もちろん現役選手が、それらの大記録を残したレジェンドから技術的な部分の指導を受ける事もあると思いますが、個人的には「グランドスラムタイトルを手にした人間たちにしか分からない経験や想い」を共有し合いながら、グランドスラムの決勝に向かう心構え、集中力の維持、例え負けたとしても今後に向けた気持ちの持ち方と課題への取り組み、まさに一般のテニス選手とは違う域でたたかっている選手達が本来は使用する単語がメンタルと考えています。

ヨーロッパで開催される重要な大会でも納得いかずに試合放棄のような態度をとったり、親やコーチが「今日はメンタルな部分がよくなかったね」と言ったりしますが、実際に私がジュニアの試合を見ていて思うのは「試合に入る、コートに足を踏み入れるまでの準備」「試合中に思うような事ができなかったり、イレギュラーな事が起きたとしてもなるべく冷静な判断と集中力の維持」など、まさに事前の準備と心構えという段階で差が生じていると思っています。実力に差があったというのもあるかもしれませんが、負けてしまった場合のほとんどの理由は日頃の取り組みも含めた「準備不足」です。辛い、重い言葉かもしれませんが、メンタルで片づけるのではなく、それを受け入れて技術力向上も含めてまた課題に取り組んでいくしかないです。

 

日頃から一生懸命トレーニングしているのに、試合になると会場で久しぶりに会う(ライバルでもあり)友達と会って話したり、ついつい一緒にスマホを見ながらゲームしたり(この光景は本当によく見るようになりました)。もしくは彼らの目線が気になって試合前に自分のルーティンでもあるウォームアップやストレッチを怠ってしまったり。もしそれで試合に臨んでも良い結果を得れることはないですし、例え勝ったとしてもそれが今度は将来的に自分の隙を作る事にもなっていきます。(試合後に)準備不足で負けるという結果が最も恥ずかしい気持ちになると自分に言い聞かせて、しっかりとコートに足を踏み入れるまでの事前準備をしてほしいと思います。その努力を怠らなければ、自分が想像もしていないような上の舞台でも勝負できる立派な選手に成長していると思いますよ!

 

ヨーロッパテニス留学(遠征)HP http://www.masato-sugita.com/index.html

お問い合わせ先 masato.sugita824@gmail.com(椙田/スギタ)

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