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クロアチアテニス事情 3 (世界的に有名な10歳以下大会とその後の重要性)

10歳以下のジュニア達を対象にしたクロアチアのPulaという田舎町で行われている世界大会、今年で正式に国際的な大会として運営してきて20年を迎えました。これだけ長く限られた年代を対象にした大会が継続できているのは、スポンサーやプロモーション活動による側面もありますが、何より地元住民を対象にしたボランティア活動として携わっている力が大きいと思います。

 

世界大会とはいえ、やはりヨーロッパ各国からのエントリー選手が中心、現役プロ選手としては地元クロアチアのチョリッチ選手やスイスのベンチッチ選手などが出場したとして公式ホームページにも取り上げられています。出場選手にとっても、10歳で世界各国の選手達と試合やイベントを通じた交流の場として、その後の12歳・14歳大会に向けた刺激になる重要な大会である事は間違いないと思います。実際、日本からも毎年ジュニア選手達が出場しています。

 

 

一方で、この大会に出場した選手やそのご家族、コーチの方々がその後どのように取り組んでいくかで大きく差が出てくると思います。正直なところ、ヨーロッパから出場した選手は1つのイベント大会として楽しんで良い経験をして次へ、という楽観的な気持でも良いと考えます。なぜなら、まだまだこれからも12歳以下テニスヨーロッパ大会などで定期的に対戦したり練習したり、同大会に出場した選手同士が顔合わせする機会があるためです。

 

日本やアジアから遠征を組んで来た皆様にとっては、この大会が選手にとって「今後の良い経験」、コーチにとって「選手達が今後に向けて何かを掴んでほしい」だけでは正直いちイベントとして終わってしまう可能性が非常に高いです。まだ10歳を対象にしたジュニア達の遠征でありそこまで考える必要もないという声もあるかと思いますが、これだけヨーロッパやアメリカ向けにテニス遠征が身近になりつつある今では、1つ1つの大会に向けた準備とその後の取り組みが選手やコーチ中心に非常に重要になってきます。

 

10歳を対象にした世界大会や陸ごとの大会はこれからも間違いなく増えてきます。実施にヨーロッパでも、トルコやオランダでもも近年オーガナイズされています。錦織選手の大躍進でテニスが今まで以上に盛り上がっている今、ブームがブームで終わってしまうと、その後このようなタイミングが訪れるのは少なくとも10年は無いと思います。

 

特にジュニア育成を目指す日本人の「若く、行動力ある指導者」は、これから間違いなく重要になってきます。

 

 

 

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