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必ずしも低年齢ジュニアへPlay and Stayシステムを全面的に推奨する必要はない

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今回のテーマも突き詰めていくと欧州テニス事情の1つとして考えられると個人的に思っていますが、世界で10歳頃までのテニスをするジュニア選手向けに推奨されているPlay and Stayシステム。これまでの知り合いの欧州コーチや複数の有力アカデミー見学をしていて感じますが、そこまで積極的には導入されていないというのが印象です。年齢によってボールの柔らかさを変えたり、キッズ用のネットを使用するというのはありますが、きっちりと各年代に決められたルールに沿って日々のレッスンを行う場面をあまり目にしません。

 

この1つの理由として、やはり1面のコートに選手が2〜3名しか入らないのが主流の欧州テニススタイルにとって、きっちりと小さいコートにボールをおさめるという指導よりも、しっかりと打ってボールを飛ばす(飛ばせるようになる)ところから始めるかたちが多いです。そういうのを近くで見ていると、Play and Stayプログラムというのはどちらかというとテニスを始めるきっかけづくりやサポートである事には間違いありませんが、1面のコートに入るジュニア選手が多く、進行上どうしてもルール作りをしていかないといけないグループレッスン型、駅前やデパートの一部でイベント的に行うストリートテニスのような時に活用するのに適していると感じます。

 

私自身も(男2人ですが)息子にテニスを教えている中で感じるのは、小さいコートに打つというのは結構教える側もテニスをする子供もストレスに感じる事があります。小さく打つというのは技術力を伴い、意外に難しいです。小さいコートから徐々に大きくというかたちよりも、大きく打てるようになってから小さくというのも大切と思います。タイミングが合ってしっかりと打てるのであれば、大きくアウトしようが(サイドアウト含め)それで良いと思って取り組んでいます。そこから段々ボールの軌道が低くなってきて力強いボールのままコートにおさまったり、自然にスピンの打ち方を習得していくことにも繋がっています。小さいコートで無理にスピンを教えるのも私の中では懐疑的な部分もあります。

 

何よりこれはあくまでも推測に過ぎませんが、将来的なプレースタイルにも繋がってくると感じています。小さい時からあまり小さいコートだけでやりすぎるのはスピンボールが打ててもスピンを伴ったパワーあるボールを将来的に打てなかったり(しっかりとした厚い当たり)、もしかしますと早い時期からプレースタイルが確立し過ぎてのびしろを狭めてしまうということもあるのではと思っています。もちろんこの意見には賛否両論あるとは思っています。ただ、低年齢時期にPlay and Stayだけが全てではないというのだけは欧州テニスを見てきた中で感じています。小さい時からボールを遠くに飛ばす重要性も必ずあります。

 

そして、このPlay and Stayの本質。。。どちらかというと10歳までのジュニア選手に焦点があたっていますが、高齢者向けにも長くテニスを続けてもらう(Stay)という意味も含まれていますので、これらも考えていくともっとこのシステムの活用性であったり上手く通常のスタイルとミックスさせた指導方法はあるように感じます。

 

ヨーロッパテニス留学(遠征)HP http://www.masato-sugita.com/index.html

お問い合わせ先 masato.sugita824@gmail.com(椙田/スギタ)

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