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トルコテニス事情 1 (世界最大数の下部組織大会)

http://truffle-kyukaku.com/

 

ここから数日間はトルコテニス事情について。個人的に、テニスというスポーツが更なる人気や競技・ファン人口増加に繋げていくには、ヨーロッパではこの国の成長以外にはありえないと思っています。アジアでいう中国のようなかたちです。まだまだ中国選手の活躍が目立たない時(Li Na選手グランドスラム優勝前)から、上海中心に大規模なスタジアム建設や大会誘致、これらが功を奏して男子マスターズ大会が開催されファンを増大。そして、女子のLi Na選手がグランドスラム優勝で中国では現在テニスが目に見て分かる程、普及していっています。中国ジュニア選手も世界大会で結果を残してきていますし、ジュニアからプロまで幅広く活躍しだすとテニスがメジャースポーツとして確実に根付いて定着していくでしょう。

人口規模は違いますが、今そのようなパワーを持った欧州国はトルコ以外にありません。逆に書くと、他の各国はすでにある程度テニスという競技規模や認知度が定着し、大きなのびしろを持っていません。欧州も少子化問題に悩まされている現実もあります。そのような中で、唯一トルコは最も欧州で若者が多くエネルギーに満ちた国です。残念ながら、テロやクーデター等、スポーツだけではなく日常生活にまで影響を及ぼす残念な出来事もあるのが現状ですが、この国の発展を願う一人として書いていきます。

 

トルコ総人口7700万人。欧州ではロシア・ドイツに次いで3位の規模です(ちなみに、1位のロシア総人口が1億4000万人ですので、日本は欧州規模でいくと人口数は1位か2位に位置します)。その上位2ヶ国と明らかに異なるのがテニス人口の少なさ。ドイツ350万人、ロシア247万に対してトルコは21万人(2015年調査結果)。総人口に対しての割合でいくと、僅か0.27%です。それが、この国の今後を期待させる数値です。現在の取り組みと合わせながら下記記載していきます。

 

まだまだテニス人口が1割にも満たない、決してトッププロも誕生していないトルコの何が魅力か。それは、今回のテーマでもある世界最大の男女ITFプロ(フューチャーズ規模レベル)大会数です。残念ながら一部キャンセルになっている大会もありますが、年間スケジュールとして発表されたカレンダーを基にすると、男女共に(一般的に言われている)年間52週に対して1万ドルを中心としたテニス下部組織大会が50週以上開催される事になっています。これは、毎週トルコでプロ大会が開催されている事になります。また、そのほとんどの大会開催地がリゾート地でも有名なアンタルヤ。

 

極端な書き方ですが、(ビザ等の問題をぬきにすれば)本当にプロとしてポイントを獲得する必要があるのであれば、このアンタルヤに半年間滞在して毎週試合に出る。これも一つです。

 

また、主要都市イスタンブールでは規模の大きなテニススタジアムが完成。スイスのフェデラ選手も出場したATP大会も開催され、観客動員など大会成功を収め現在も継続しています。ジュニアも良い選手が出てきていますし、テニス協会として積極的に大会遠征を行い、ジュニアでもトルコで大会が開催できるような誘致を行っています。要するに、今トルコはテニスに対する投資が非常に活発です。次回は、トルコテニスクラブの様子や同国で発行されているテニスマガジンなどについて書いていきたいと思います。

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