欧州各地で開催されるジュニアからプロの主要大会へ直接足を運び、将来のスター選手候補を発掘しながら有望と考えられる理由をこれまでの経験をもとにした視点から動画を含めながら詳しくご紹介していきます。皆様も、是非一度、強くなってからという意識ではなく行けるタイミングで欧州大会へ挑戦してみませんか!?
ハンガリーのブダペストで開催されていた16歳以下ITFジュニアデビス/フェドカップ決勝ラウンド(男女各16ヶ国出場)。男子はチェコ、女子はアメリカが優勝(日本女子チーム準優勝)で幕を閉じました。特に女子はすでにグランドスラムJr.大会で優勝や上位進出経験ある選手達が集まりましたが、アメリカはシングルスNo.1/No.2で出場していたメイン2選手がすでにグランドスラムJr.大会優勝者という層の厚さでした。。。
今回のメインテーマは、男子で優勝したチェコチーム。正直、今年は各国ともに男子は絶対的なエース選手がおらず、どこが優勝するかも予想しにくい大会でした。その中でも、最終的にはチェコのシングルスで出場していた2選手が安定して勝利に貢献しトロフィーを手にしました。
ここで注目すべき点は、チェコチームのシングルスNo.1で出場していたD.スブルシナ選手。2001年生まれの16歳選手がNo.1を任される国がほとんどの中で、このスブルシナ選手はまもなく15歳を迎える2002年生まれの若手有望選手(現在14歳)です。正直なところ、まだ体格も小柄な方で何か突出した大きな武器がある印象ではないですが、とにかく安定したストロークでミスの少ない選手。そしてパワーある選手にも撃ち負けない技術を持ち合わせているのが特徴です。
2016年の14歳以下欧州選手権優勝経験もあり、現在はITF Jr.ランキングもTOP50近くまで上がっています。大袈裟な書き方かもしれませんが、小さな頃からチェコのジュニア育成指導に触れ、しっかりとチェコテニスのスタイルを確立していった選手の1人と感じます。彼の今後の活躍、そしてこれからまたチェコというテニスにおいて歴史ある国から有望選手が誕生することを楽しみにしています。
*All data : from Tennis Europe official website: www.TennisEurope.org
ヨーロッパテニス留学(遠征)HP http://www.masato-sugita.com/index.html
お問い合わせ先 masato.sugita824@gmail.com(椙田/スギタ)
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