August 2020  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

スペインテニス事情◆ 丙8紊料手動向)

数多くの有名選手を輩出してきたスペイン、今でもテニス大国として君臨していますがジュニアの現状も含め書いていきます。

 

怪我に悩まされる事が多くなってきましたが、同国の絶対的エース・ナダル選手はじめ、女子でもムグルサ選手がグランドスラム大会で優勝するなど、改めて選手層の厚さやレベルの高さを証明したスペイン。しかし、個々で結果を残しつつある若い選手が出てきているものの、今後の世代交代として期待を一身に背負う選手が出てきていないのも事実です。

 

ようやくグランドスラム大会でも選手が増えてきたアメリカも最近まで同じ状況に長く直面、(ロディック氏はいましたが)アガシ氏やサンプラス氏の後に続く選手が中々誕生せず、アメリカは影をひそめ、ヨーロッパが更にテニス界をリードする構図となっていました。ちなみに、アメリカはカナダ含めこれから良い選手達が主要ジュニア大会やグランドスラム大会で活躍してくると思います。

 

2016年8月末の時点で、現在TOP100にランクインしているスペイン男子選手は11名、女子選手は3名。詳しく書かずとも、特に男子選手の層の厚さは大きなインパクトがあります。ただ、そのほとんどの選手が30歳以上、一般的には全盛期を通り越した年齢。

やはり、スペインテニス関係者やファンは次の選手を求めているでしょう。ヨーロッパの中でも国の情勢が不安定で失業率も高いですが、一方ではナダル選手が地元マナコールにアカデミーを作るなど、欧州中心に低年齢からのジュニア選手受け入れが更に活発になっています。

 

グランドスラムジュニア大会へ直結するITF Jr.ランキングを見ても、今後が活躍できる選手はわずか、今のトッププロのボリュームと比べると将来的に不安な部分もあります。テニス大国として周りから求められるものも大きく、正直、今後の育成・発掘にスペインは時間を要するというのが個人的な見解です。ただし、海沿いを中心とした素晴らしい施設・アカデミーがあり、常にレベルの高いテニスに取り組める環境が揃っているのは欧州ではやはりスペインです。次世代の活躍に期待しつつ、今後の動向を見ていきたいと思います。

pagetop